韓国南東部の蔚山（ウルサン）沖の海底でマグニチュード5.0の地震が発生し、首都圏でも揺れを感じたとの通報がありました。
5日午後8時33分ごろ、蔚山東区の東の沖合い5２キロの海底を震源とする、マグニチュード5.0の地震がありました。また、その51分後の午後9時24分ごろ、マグニチュード2.6の余震が発生しました。
午後8時33分の地震で、蔚山では震度4の揺れを観測したほか、釜山で震度2、 大邱（テグ）で震度3、忠清南道（チュンチョンナムド）で震度2、忠清北道（チュンチョンブクド）と京畿道（キョンギド）で震度1を観測し、ソウルでも揺れを感じたという通報がありました。津波の心配はありません。今回の地震で、蔚山や慶尚北道(キョンサンブクド)などの地域では、家屋や建物が揺れ、壁がひび割れたとの通報が相次ぎました。
国民安全処は、5日午後11時現在、今回の地震による人命の被害や建物などの被害はないとしています。
気象庁によりますと、このあとも、余震が1日~2日間は続く可能性があるため、注意する必要があるということです。