朴槿恵(パク・グネ)大統領は17日、モンゴルのツァヒアギーン・エルベグドルジ大統領と首脳会談を行い、経済やインフラなど幅広い分野での協力を強化していくことで合意しました。
大統領府青瓦台が17日、明らかにしたところによりますと、両国はまず、EPA=経済パートナーシップ協定の締結に向けた共同研究を始めることで合意しました。
EPAは、商品やサービスなど貿易の自由化を進めるFTA=自由貿易協定の一種で、EPAが締結されれば、世界10大資源国のモンゴル市場を先取りできるほか、韓国企業の進出や投資に大きな追い風になるものと期待されています。
また、両国は、インフラや経済、医療など幅広い分野で20件の了解覚書(MOU)を締結しました。具体的には、発電所や送電網事業、ウランバートルの都市開発などで両国の協力を強化することになりました。
さらに、両国は砂漠化や黄砂の防止でも協力することにし、モンゴルのゴビ砂漠の造林管理事業を共同で進めることでも合意しました。
ゴビ砂漠は、韓国に飛来してくる黄砂の発生元となっており、今回のMOU締結で、モンゴルの砂漠化や北東アジアの黄砂を防止するきっかけとなるとみられています。