朴槿恵(パク・クネ)大統領は21日、NSC=国家安全保障会議を主宰し、最近の北韓の脅威に関連して安保状況を確認しました。
朴大統領は、アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード」の韓半島配備が確定したことで、北韓が3発の弾道ミサイルを韓国の東の海、東海に発射し、韓国の港や飛行場への先制打撃訓練だと脅かすなど、露骨な挑発行為をしていると述べた上で、韓半島でのサード配備は国家と国民を守るための最善の方法だという判断によるものだと述べました。一部でサードの配備を撤回するよう求めていることについては、サード以外の方法があれば、提示してほしいと呼びかけました。
さらに朴大統領は、北韓が突発的な軍事的挑発や新たな核実験、サイバー攻撃を行う可能性が高いとし、閣僚たちや国家安保の担当者は使命感と愛国心を持ち、非難に屈してはいけないと強調しました。
朴大統領は、「自身も多くの非難を受けているが、こうした状況下で大統領が動揺すれば国も不安定になるため、どんな状況でも国家と国民のために最善を尽くしていく」と強調しながら、韓米連合防衛体制を強固なものにし、万全の準備を整えるよう指示しました。