企画財政部の柳一鎬(ユ・イルホ)長官は24日、G20財務相・中央銀行総裁会議が開かれた中国四川省の成都で、中国の楼継偉(ロウ・ジウェイ)財政部長と会談しました。
会談では、イギリスのヨーロッパ連合離脱決定以降の世界的な保護貿易主義の動きに共同で対応していくことで合意しました。
また、楼継偉財政部長は、中国が進めているインフラ投資の拡大に、韓国の積極的な支援を要請しました。
会談では、懸案となっているアメリカの高高度迎撃ミサイル、サード(THAAD)の韓国配備については意見が交わされず、経済分野に集中する形となりました。
一方、中国商務省は24日、韓国から輸入されるケイ素鋼板に37.3%の反ダンピング関税を適用すると発表しました。
高高度迎撃ミサイルの韓国配備と関連して、中国による報復措置ではないかとする見方もあります。