韓国銀行は11日、金融通貨委員会を開き、政策金利を現行の年1.25%に据え置くことを決めました。
韓国銀行は6月に1年ぶりに利下げを実施し、1.50%から過去最低の1.25%に引き下げており、金利据え置きは2か月連続となります。
政府が、11兆ウォン規模の補正予算の編成を推進していることや、アメリカの利上げなど、対外的な不確実性が高まっていることなどから、景気の動向を見守る必要があると判断したものとみられています。
政府は、先月26日、企業の構造調整や雇用創出にむけた11兆ウォン規模の補正予算案を国会に提出しています。
韓国銀行の金利据え置きは、1ドル=1100ウォンを割り込んでウォン高ドル安が進んだウォン相場の動きにも影響を与えるものとみられています。