ディーゼル車排ガス不正が発覚したフォルクスワーゲンに対して、韓国政府と韓国銀行が株主として損害賠償を求める訴訟を起こしたことがわかりました。
金融業界によりますと、企画財政部と韓国銀行は、保有する外国為替の 運用を韓国投資公社に委託しており、最近、フォルクスワーゲンを相手取って損害賠償請求訴訟を、本社のあるドイツのブラウンシュバイク地方裁判所に起こしたということです。
訴状では、フォルクスワーゲンが排ガス規制を逃れるため、ディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載したことについて、投資家に適切なタイミングに情報を提供しなかったため損害を被ったとしています。
フォルクスワーゲンの株価は、アメリカ政府の調査によって去年9月に不正が明らかになって以降、急落しています。
韓国政府が海外企業に株主としての損害賠償を起こしたのは初めてです。