大統領の知人の女性の国政介入疑惑に関連して、与党セヌリ党は29日、中立内閣を構成する案を提示しました。
セヌリ党は最近、国政を刷新するために大統領府の秘書官の交代や内閣改造を求めていくこと方針を決めていましたが、内閣改造と関連して、与野党が推薦する国務総理や閣僚による中立内閣を構成するという案を示したものです。
セヌリ党は大統領府に対して、最大野党「ともに民主党」の金鍾仁(キム・ジョンイン)議員や孫鶴圭(ソン・ハッキュ)前民主党代表を国務総理候補として推薦したと伝えられています。
一方、最大野党「ともに民主党」はセヌリ党のこうした提案について、中立内閣構成より真相糾明が先だとして、セヌリ党の提案は一考の価値もないと批判しました。
また、「国民の党」は、与党の提案は局面転換のための手段に過ぎないと批判し、中立内閣構成は真相糾明が進んだあとに考慮しても遅くないとしました。