大韓帝国宣布から120年となることから、皇室宴会料理の再現行事が行われました。
文化財庁などは11日、ソウル市内のホテルで大韓帝国時代に、皇室が外国の公使をもてすために作っていた西洋式料理を再現し公開しました。
料理は、フォアグラ・パテ、トリュフと牛フィレ・ステーキなどオーソドックスなフランスのコース料理合わせて12品です。
当時の料理を再現するため、調理師らは19世紀のフランス料理書籍を研究し、国立古宮博物館の遺物を活用しました。
大韓帝国の皇室が、宴会を開いてフランス料理でもてなしたのは、当時の国際社会の外交儀礼にしたがって、帝国としてのステータスを誇示するためのものだったとみられます。
文化財庁は、大韓帝国宣布120周年を記念して、このほかにも当時の文化や歴史を再現する多彩な試みを続ける方針です。