韓国の外貨準備高が初めて4000億ドルを超えました。
1997年12月の通貨危機当時に比べると100倍に増えています。
韓国銀行と企画財政部が4日発表した6月末の外貨保有高は4003億ドルで、前の月より13億200万ドル増えました。
4000億ドルを超えたのは初めてで、外貨保有高は3カ月連続で過去最高記録を更新しています。
外貨保有高の順位を見ますと、中国、日本、スイス、サウジアラビア、台湾、ロシア、香港、インドに続いて9位となっています。
外貨準備高は各国の通貨当局が外国為替市場へ介入したり、国が対外支払いに当てるための公的な資産の額で、外貨準備高の増加は、為替相場を安定させることの役立つほか、経済全般に対する信頼度を高める効果もあります。
企画財政部の関係者は、為替市場の安定に役立つだろうとの見方を示しました。