北韓の金正恩（キム･ジョンウン）国務委員長が、アメリカのトランプ大統領に再び親書を送ったもようです。
トランプ大統領は、ニューヨークでの国連総会に合わせて現地時間の26日に行われた日米首脳会談で、金正恩委員長から再び親書を受け取ったことを明らかにし、「非常に素晴らしい手紙だ」とコメントしました。
親書が送られてきた経路や具体的な内容は明らかにしませんでしたが、26日にニューヨーク入りした北韓の李容浩（リ・ヨンホ）外相が持ってきた可能性が高いとされます。
トランプ大統領は2回目の米朝首脳会談について、具体的な時期には言及しませんでしたが、開催が迫っていることを示唆しました。
一方、アメリカのポンペイオ国務長官は26日、ニューヨークで北韓の李容浩外相と会談しました。
会談についてポンペオ国務長官は、次の米朝首脳会談と非核化に向けた非常に前向き内容だったと語りました。
またアメリカ国務省は、李外相がポンペイオ長官を来月、北韓に招待したことを明らかにしました。
ポンペイオ長官は、近く北韓を訪れる考えを明らかにしてきましたが、4回目の北韓訪問は、来月初めになるという見方が出ています。
またポンペイオ国務長官は同じ26日、アメリカメディアとのインタビューで2回目の米朝首脳会談の時期について、「来月かもしれないが、その後になる可能性の方が高い」と話しました。また、両首脳が首脳会談の成功を確実にする必要があるために準備を進めていると強調しました。