4月から6月までの第2四半期の経済成長率は1.1%となり、7四半期ぶりの高い水準となっています。
韓国銀行が25日発表した第2四半期の実質GDP＝国内総生産は、前の四半期に比べて1.1％増えました。
2017年7月から9月までの第3四半期以降、7四半期ぶりの高い水準となっています。
韓国銀行は、「前の四半期にマイナス成長となったことの反動と、政府の財政支出が成長に寄与した。しかし、民間投資と輸出は依然として弱い」と説明しています。
実質GDPのうち、政府支出は2.5%増え、前の四半期にマイナスだった建設投資と設備投資、輸出は揃ってプラスに転じました。
政府部門の成長寄与度は第1四半期のマイナス0.6ポイントから第2四半期は1.3ポイントに上昇した一方で、民間部門は0.1ポイントからマイナス0.2ポイントに下落しました。
一方、前の年の同じ期間に比べた増加率は建設投資がマイナス3.5％、設備投資はマイナス7.8％で、輸出は1.5％、輸入は0.1％でした。
全般的な貿易環境が悪化したことで、第2四半期の実質GDI＝国内総所得は前の年の同じ期間に比べて0.6％減少しました。