産業通商資源部は1日、通関ベースの11月の輸出額が、去年の同じ月に比べて14.3％減少して441億ドルだったと明らかにしました。
これは、主力の半導体と石油化学分野の低迷や操業日数の減少などの要因が複合的に作用したものとみられます。
韓国の輸出額は、去年12月以降12か月連続でマイナスを記録しており、ことし6月からは2桁の減少が続いています。
ことしの輸出額は、2016年以降3年ぶりに前年比でマイナスになる見込みで、2年連続の6000億ドル達成も事実上、遠のきました。
国別には、中国向け輸出が12.2％減少し、欧州連合（EU）向けが21.9％、中南米向けが15.9％、アメリカ向けが8.3％それぞれ減少しました。
日本向けの輸出も10.9％減少しましたが、日本政府の輸出管理強化に伴う輸入への影響はごく限られていると分析しています。
一方、11月の輸入額は、1年前より13％減少した407億3000万ドルとなり、去年の5月以降7か月連続のマイナスとなっています。
輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は、33億7000万ドルの黒字を記録し、2012年2月から94か月連続のプラスとなっています。