アメリカを訪問している外交部の李度勲(イ・ドフン)韓半島平和交渉本部長は、アメリカのビーガン国務副長官と会って、韓半島の懸案について議論します。
外交部は18日、李本部長はビーガン副長官と韓米首席代表協議を開き、韓半島の現状についての評価や対応策を議論する予定だと明らかにしました。
これに先立って18日、ワシントンのダレス空港で訪問の目的を聞く記者らに対して、李本部長は「今は言えない」とだけ答え、その場を去りました。
今回の李本部長のアメリカ訪問は、北韓が開城(ケソン)の南北共同連絡事務所を爆破してから32時間後に電撃的に行われました。
北韓がさらなる軍事行動を予告するなど韓半島の緊張が高まっているなかでの訪問となり、李本部長とビーガン副長官は南北間の緊張緩和に向けた方策はもちろん、こう着状態にある米朝対話を再開させる糸口についても議論するものとみられます。
とくに、北韓が金剛山(クムガンサン)や開城工業団地地域に軍を配置するなど追加の行動を予告している状況で、これに関する韓米の対応も集中的に議論されるものとみられています。
一方、大統領府青瓦台は、李本部長は「特使」としてではなく、あらかじめ計画されていた日程でアメリカを訪問したと説明しています。