尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領とUAE=アラブ首長国連邦のムハンマド大統領は16日、韓国に対して300億ドル規模の投資を行うことを明記した共同声明を採択しました。
大統領室によりますと、この共同声明には、両国間の「特別戦略的パートナーシップ」をより発展させ、UAE政府が韓国の戦略的分野に対して300億ドル規模の投資を行うことが明記されているということです。
一方、両国政府と企業各社は、16日(現地時間)に開かれたビジネスフォーラムで、合わせて24件の覚書を締結し、61億ドル規模のエネルギー・防衛産業・新産業プロジェクトで協力することに合意したと、産業通商資源部が明らかにしました。
今回の尹大統領のUAE国賓訪問をきっかけに結ばれた覚書や契約は、合わせて48件に上ります。
これについて大統領室は、「第2の中東ブームに向けた第一歩」と評価しています。
韓国では1970年代に建設業を中心に中東進出が進み、「中東ブーム」と呼ばれる経済特需が起きました。
尹大統領は17日(現地時間)、3泊4日のUAE国賓訪問を終え、世界経済フォーラムに参加するためスイス・ダボスへ向かいます。