尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は19日、集中豪雨による甚大な被害を受けた13の自治体を特別災害地域に指定しました。
特別災害地域に指定されたのは、世宗(セジョン)特別自治市のほか、忠清北道(チュンチョンブクト)の清州(チョンジュ)市、忠清南道(チュンチョンナムド)の公州(コンジュ)市、論山(ノンサン)市、全羅北道(チョルラブクト)の益山(イクサン)市、 慶尚北道(キョンサンブクト)の栄州(ヨンジュ)市など13地域です。
大統領室の報道官は19日の記者会見で、今回指定されなかった一部の地域は、豪雨による浸水被害の調査が難しい状況だとして、今後の被害調査で基準を満たした場合は追加で指定する計画だと明らかにしました。
特別災害地域に指定されると、自治体が負担する復旧費用のうち半分以上が国から支援されます。また、被災者には、支援金が支給され、公共料金などが減免されます。
一方、今回の集中豪雨の影響で、19日午前11時までに合わせて44人が死亡し、6人が行方不明となっています。
道路などを含めた公共施設への被害は912件、住宅などの被害は574件で、農作物の被害面積は、3万1064ヘクタールに達しています。