北韓が軍事偵察衛星の開発を進めていることについて、アメリカ政府の関係者は、北韓が宇宙で戦争する能力があるかどうかについて分析を行い、必要な対応策を講じていると明らかにしました。 

北韓は、去年11月に軍事偵察衛星「万里景（マルリギョン）1号」の打ち上げに成功しています。

さらに、今年中に軍事偵察衛星3基を追加で打ち上げるとして、関連の予算を10%近く増額しました。

これに関連して、アメリカ国防総省のプラム宇宙政策担当次官補は現地時間の17日、北韓の衛星そのものが脅威に当たるかどうかは明らかではないとしながらも、北韓の宇宙関連技術が、宇宙で戦争できる能力に相当する可能性について、真剣に分析を行っていて、必要に応じて対応するための計画も立てていると述べました。

これに先立って北韓は、万里景1号がアメリカのホワイトハウスや国防総省、グアムとハワイの米軍基地、そして韓国の主な軍事基地がある各都市を撮影したと主張し、軍事偵察衛星の能力を誇示していました。

ただ、撮影したと主張する写真については公開していません。