体のなかの病んだ細胞を明るく写し、わかりやすくするMRI検査の造影剤が韓国の研究チームによって開発されました。
基礎科学研究院のナノ医学研究団が6日、発表したところによりますと、病んだ細胞を健康な細胞より最大で10倍以上明るく写す造影剤「ナノMRIランプ」を開発したということです。
「ナノMRIランプ」は、がんの小さな転移物質にも反応するため、細胞を診断せずにがんを診断するのに役立つと期待されます。
ナノ医学研究団は、がんのほかにも、遺伝子、化学分子などの検査にも活用できると説明しています。
今回の研究結果は、アメリカの科学雑誌「ネイチャーマテリアルズ」に掲載されました。