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北韓 予告の10月に軍事偵察衛星発射せず

Write: 2023-11-01 11:35:36

Thumbnail : YONHAP News

北韓は、10月中に行うと予告していた軍事偵察衛星の3回目の打ち上げを行いませんでした。

北韓は、ことし8月、軍事偵察衛星の2回目の打ち上げに失敗した後、10月中に3回目の打ち上げを行うと発表し、統一部は韓米の緊密な連携のもと、北韓の主要施設の動向を綿密に監視し続けてきました。

北韓が予告通りに打ち上げなかった理由については、様々な分析が出ています。

まず、北韓は、3段目のロケットの飛行中に、非常爆発システムに誤作動が発生して失敗したとしていましたが、エンジンや飛翔体の精密加工など、より複雑な問題があるとの指摘が出ています。

また、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長とロシアのプーチン大統領が9月に会談したのを機に、北韓がロシアから受けた技術支援を反映させようと打ち上げを先送りした可能性もあります。
ロシアは今回の首脳会談で、北韓の宇宙開発事業を支援すると発表していました。

一方、韓国メディアによりますと、北西部の東倉里(トンチャンニ)にある西海(ソヘ)衛星発射場では、燃焼実験を行ったと見られるロケットの推進燃料を相次いで運び出す様子を韓米の情報当局が確認しているということです。

韓米の情報当局は、北韓が衛星運搬ロケット「千里馬(チョルリマ)1号」のエンジン燃焼試験を数回にわたって行ったとみています。

北韓は今年の1月1日、偵察衛星の打ち上げを2023年の国防目標として提示していて、専門家らは、今年中に3度目の打ち上げを行うとの見通しを示しています。


2023年11月28日修正

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