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金委員長「韓国を第1の敵対国に」 憲法改正を指示

Write: 2024-01-16 11:35:12

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北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は、最高人民会議で行った演説で、韓国を「第1の敵対国」とみなし、戦争が起こった場合は韓国を占領し、共和国に編入させるという内容を憲法に反映させるよう指示しました。 
 
朝鮮中央通信は16日、各地の代表が参加する最高人民会議が15日に平壌で開かれ、金委員長が演説を行ったと報じました。
 
このなかで金委員長は、韓国を「第1の敵対国、不変の主敵」としてみなすよう、教育を強化することを明記すべきだと指摘し、憲法を改正する必要があると述べました。
 
また、戦争が起こった場合、韓国を完全に占領し、共和国に編入させるという内容も反映すべきだとしたうえで、「大韓民国が和解と統一の相手で、同族であるという従来の概念を完全に捨て、最も敵対する国家として規定するための法律上の対策が必要だ」と強調しました。

金委員長は、今月上旬に初めて韓国を「主な敵」だと明言し、北韓には戦争を避ける意思が全くないと述べ、威嚇を強めていました。

今回の最高人民会議ではまた、韓国統一部の公式的なカウンターパートである祖国平和統一委員会のほか、民族経済協力局、金剛山(クムガンサン)国際観光局など、南北の対話や協力に関する事業を担当する機関の廃止が決まりました。
 
一方、最高人民会議では、ことしの予算編成も行われました。
 
ことしは、支出総額を去年より3.4%増額するとともに、支出の44.5%を経済発展や国民の生活の向上にあてる方針だということです。
 
国防費は、予算総額の15.9%で、去年と同じ水準だということです。

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