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殺害された金正男氏の家族の身柄をCIAが確保か 米週刊誌

Write: 2020-11-18 13:55:20

Thumbnail : YONHAP News

2017年に金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の異母兄の金正男(キム・ジョンナム)氏が殺害されたあと、長男の金漢率(キム・ハンソル)氏など金正男氏の家族をアメリカCIAの要員が確保し、どこかにかくまっているとする主張がアメリカの週刊誌に掲載されました。
韓国系アメリカ人で作家のスキ・キム氏は今週発売のアメリカの週刊誌「ニューヨーカー」に、反北韓団体「自由朝鮮」の代表、エイドリアン・ホン・チャン氏にインタビューした内容をもとに書いた寄稿文を掲載しました。 
キム氏は、2011年に北韓の大学で英語教師として過ごしながら体験した内容を書いた本を出版しています。
寄稿文によりますと、金正男氏が殺害されたあと、息子の金漢率氏がホン氏に電話し、助けを求めたということです。
住まいのあるマカオから台湾の空港に移動した金漢率氏と母親の李恵慶(イ・ヘギョン)氏、そして妹の金率熙(キム・ソルヒ)氏は、ホン氏の連絡を受け駆けつけたアメリカ海兵隊出身のクリストファー・アン氏に会い、その後CIAの要員2人が空港のラウンジに彼らを迎えに来たということです。
そして、CIAの要員は、金漢率氏一家とともに、オランダのアムステルダムに移動しました。
金漢率氏は、アムステルダムで会ったホン氏に亡命の意思を示しましたが、亡命申請を行う前に姿を消したとされています。
キム氏によりますと、CIAが金漢率氏と家族を連れて行ったことが関係者らを通じて確認されたということですが、現在の居場所は明らかではないということです。
一方、金漢率氏に関する新たな情報も確認されました。
金漢率氏の身長は178センチほどで、クリストファー・アン氏に北韓で金正日(キム・ジョンイル)総書記と釣りに行った時の話などをしたということです。
ホン氏は2013年、フランスのパリで金漢率氏に初めて会い、その後も連絡を取り合っていたということです。
当時、イタリアのブランド「グッチ」の靴を履いていた金漢率氏についてホン氏は、「これほどの金持ちの子は初めて見た」と振り返り、「金正男氏は生涯にわたり多くの現金を隠し持っていた」と主張しています。

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