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韓国銀行 政策金利を1.75%に引き上げ

Write: 2022-05-26 13:49:45

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韓国銀行は26日、金融通貨委員会を開き、政策金利を0.25ポイント引き上げて1.75%にすることを決めました。  
政策金利は、ことし1月と先月に0.25ポイントずつ引き上げられています。
2か月連続で政策金利が引き上げられたは2007年以来です。
先月の消費者物価の上昇率が4.8%とこの13年間でもっとも高くなったことや、今月の消費者動向調査の結果、期待インフレ率が3.3%と、この9年7か月でもっとも高かったことなど、インフレへの懸念が強まったことが背景にあるとみられます。
今回の金融通貨委員会は、先月25日に就任した李昌ヨン(イ・チャンヨン)新総裁が初めて主宰した政策金利の決定会議でした。
ところで韓国銀行は26日、ことしの消費者物価の上昇率について、4.5%となるという見通しを示しました。
ことし2月に発表した消費者物価上昇率の見通しより1.4ポイント高いものです。
見通し通り4.5%となる場合、2008年以降もっとも高い物価上昇率となります。
韓国銀行が物価上昇率の見通しを大幅に引き上げたのは、先月の消費者物価が前の年に比べて4.8%上昇するなど、すでに5%に近づいているためです。
これに加え、ロシアとウクライナの間の戦争やサプライチェーンの混乱による原材料や穀物価格の上昇などが反映されたものとみられます。
ことしの年間の実質GDP=国内総生産の成長率の見通しは、3.0%から2.7%に下方修正されました。
原材料の価格上昇による貿易収支の悪化、新型コロナウイルスの感染拡大による中国の景気減速、物価上昇による消費の冷え込みなどが影響したとみられます。
さらに韓国銀行は来年の消費者物価上昇率を2.9%に、経済成長率の見通しを2.4%としました。

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