今から145年前にフランスの艦隊に略奪され、このほど韓国に返還された朝鮮時代の書物・外奎章閣図書が19日からソウルの国立中央博物館で一般公開されました。
一般公開された外奎章閣図書は、1866年にフランスの艦隊が朝鮮を攻撃した際、江華(カンファ)島から略奪したもので、朝鮮王朝時代の国家行事などが絵も交えて記録されている貴重な文化財です。
今回の一般公開には朝鮮王室儀軌71点を含め、朝鮮時代後期に製作された江華島地図や外奎章閣の全景などを描いた絵など合わせて165点の文化財が展示されており、映像による紹介も行っています。
一般公開に先立って18日には記念行事が行われ、この席で鄭柄国(チョン・ビョングク)文化体育観光部長官は「韓国人の意に反して海外に持ち出された文化財を取り戻すために、文化財庁に担当チームを設け、専門の民間団体の設立も進めていく」と述べました。
一般公開は来月18日までの1か月間行われます。