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セウォル号沈没事故 当時の海洋警察庁トップらに無罪判決

Write: 2023-11-02 14:40:20

Thumbnail : YONHAP News

2014年に起きたセウォル号の沈没事故をめぐって、救助の義務がある海洋警察庁のトップら11人が、初動対応が不十分だったとして業務上過失致死などの罪に問われた裁判で、最高裁にあたる韓国の大法院は、無罪判決を言い渡しました。  
 
大法院は業務上過失致死などの罪に問われた金錫均(キム・ソクギュン)元海洋警察庁長ら9人に対して、無罪を言い渡しました。
 
検察は、事故から6年近くたった2020年2月に、この9人を含む11人を、事故直後に速やかに救助を行う義務を果たさず、それが多くの犠牲につながったとして、起訴しました。
 
その3年後となることし2月、高等裁判所は、事故当時、海洋警察庁の上層部が、限られた情報だけで、沈没寸前のセウォル号の船内に乗客がとどまっていたことを把握するのは困難だとして、1審と同じく無罪判決を言い渡しました。
 
検察はこれを不服として上告しましたが、大法院は、上告を棄却しました。
 
一方、今回無罪となった9人とともに起訴された木浦(モクポ)海洋警察署長と警備艦艇の艦長は、業務上過失致死の容疑では同じく無罪となりましたが、事故の発生直後に避難の指示を行ったかのように偽ったとして、虚偽の公文書を作成した罪で、それぞれ執行猶予付きの懲役刑が下されました
  
セウォル号の沈没事故では、修学旅行中の高校生など、行方不明者を含め303人が犠牲となりました。

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