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北韓 米偵察機が領空侵犯と主張 撃墜を警告

Write: 2023-07-10 10:48:09

Thumbnail : YONHAP News

北韓は10日、アメリカ空軍の偵察機が最近、北韓の領空を侵犯したと主張し、撃墜を警告しました。 
 
朝鮮中央通信が報じたところによりますと、北韓の国防省は10日、アメリカ軍が韓半島上空に偵察機を展開していることを「挑発的な偵察行為」と激しく非難する談話を発表したということです。
 
また、アメリカ空軍の戦略偵察機と無人偵察機が交替で韓半島の両側の海域を飛行し、北韓地域に対する挑発的な偵察行為を行ったと主張し、特に東側では何度も北韓の領空を数十キロ侵犯したと非難しました。
 
そのうえでアメリカに対し、「アメリカの偵察機が撃墜される事件が起きないという保証はどこにもない」として、撃墜を警告しました。

これを受けて、韓国軍合同参謀本部は声明を出し、「アメリカの偵察機の韓半島周辺での飛行は通常の偵察活動だ。領空を侵犯したという北の主張は事実ではない」とし、北韓に対して、「虚偽の事実を主張し、緊張を助長する行為を中断することを厳重に促す」と求めました。

北韓の談話はまた、アメリカ軍が弾道ミサイルを搭載できる戦略原子力潜水艦を韓国に展開させる動きをみせていることにも言及し、「核衝突の危機という最悪の局面まで現実的に受け入れざるを得なくする大変危険な事態」としたうえで、「われわれの対応を最も明確な方法で示さなければならない」と軍事行動を示唆するとともに、アメリカに「挑発的な全ての行動」を即刻やめるよう求めました。
 
北韓が談話を発表した背景には、韓半島情勢が悪化している責任をアメリカに転嫁するとともに、さらなる軍事挑発の大義名分とする狙いがあるとみられています。

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