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「佐渡島の金山」強制動員労働者の名簿 公開拒否

Write: 2023-04-24 11:02:32

Thumbnail : YONHAP News

日本が世界文化遺産への登録を目指す「佐渡島の金山」をめぐり、日本による植民地時代に「佐渡島の金山」に強制動員された朝鮮人の公式名簿が存在することが確認され、韓国と日本の市民団体が公開を求めましたが、拒否されたことがわかりました。 
 
名簿の名前は「半島労務者名簿」で、新潟県が1984年に県の歴史をまとめた「新潟県史」を編さんする過程で見つかり、カメラで撮影してマイクロフィルムの形で保管されている新潟県の公式資料です。
 
日本近現代史の研究者で、強制動員問題を研究する竹内康人氏は21日、記者らに対し、「『半島労務者名簿』が新潟県立文書館の資料リストで確認された」と明らかにしました。
 
日本の統治時代に「佐渡島の金山」に強制動員された韓半島出身者の公式名簿の存在が確認されたのは初めてです。
 
これを受けて、日本の市民団体「強制動員真相究明ネットワーク」と韓国の市民団体「民族問題研究所」は23日、「佐渡島の金山」を訪問し、名簿の公開を求める要請書を手渡しました。
 
要請書は、名簿は日本政府が過去に韓国政府に提供した強制動員労働者の名簿には含まれていない資料だと指摘し、強制動員の真相解明に向けて、名簿を公開するよう求めています。
 
これに対し、「佐渡島の金山」は、「原本の所在が不明であり、新潟県立文書館が保管中の名簿の公開を許可できない」として、資料の公開を拒否しました。
 
新潟県立文書館も、KBSとの電話インタビューで、名簿が「佐渡島の金山」に強制動員された朝鮮人の名簿であることは認めながらも、「佐渡島の金山の許可がなければ公開できない」としています。

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