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平昌、「一つになった情熱」で平和を発信する
2月9日。第23回平昌冬季オリンピックの開会式。非武装地帯からわずか80キロ離れた平昌で、オリンピックという大きな平和の歩みが始まりました。 北韓が参加した今大会で、世界の人々から最も大きな関心を集めたのはアイスホッケー女子の南北合同チームでした。 オリンピック史上、初めて結成された南北合同チームは、韓国選手23人と北韓選手12人の合わせて35人。長い間、オリンピックに向けて訓練に励んできた韓国選手の出場機会が減ることや、急に結成された合同チームのチームワークを心配する声が上がりました。しかし、南北合同チームに対する不安のまなざしは、次第に応援と期待のまなざしへと変わっていきました。 2月10日に行われたスイス戦と12日に行われたスウェーデン戦。いずれも合同チームが完敗しましたが、試合直後、南北合同チームの選手たちは観客席に向かって挨拶し、観客は、大きな拍手を送って選手たちを励ましました。 そして、2月14日に行われた日本との1次リーグ最終戦。合同チームのパク・ユンジョンからのパスを受け、ヒス・グリフィンが日本選手を抜いて、歴史的な最初の得点をあげました。南北の選手たちは、抱き合って喜び、スタンドは興奮のるつぼと化しました。日本戦の結果は1対4。惜しくも負けましたが、大きな感動を与えた試合でした。 その後の5位決定戦、7位決定戦を合わせた5試合で合計2得点、28失点。今大会での合同チームの成績です。しかし、一つのチームとしてベストを尽くした合同チームに、人々は惜しみなく応援を送りました。 そして、25日、分断国家で繰り広げられ、真の「平和オリンピック」となった平昌冬季オリンピックが閉幕しました。 平昌オリンピックへの北韓の参加、南北合同チームの結成と熱い応援。これらは、南北関係の改善、ひいては世界の平和において大きな意味を持つ出来事として記憶されるに違いありません。 (Photo : Yonhap)
2018-02-26

平昌五輪閉幕特集

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