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- 平昌開会式 国連総長が出席、中国は7位の政治局員
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国連のグテーレス事務総長が、来月の平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックの開会式に出席する意向を表明しました。
グテーレス事務総長は16日、国連総会の非公式会合で「北韓のオリンピック参加は喜ばしいことだ」として、自らも開会式に出席する意向を明らかにしました。
グテーレス事務総長はまた、「平和的手段による韓半島の非核化がことしの最優先課題のひとつであり、外交努力をさらに広げていく。南北対話のチャンネル、とくに軍事ホットラインが復元したことを歓迎する」と述べました。
一方、中国は平昌オリンピックの開会式に、共産党序列7位の韓正政治局常務委員(64)を団長とする代表団を派遣する意向を伝えてきたもようです。韓国外交部の報道官は16日の定例会見で、 韓正常務委員の開会式出席について両国が調整中であることを明らかにしました。
これで平昌オリンピックの開会式に習近平国家主席が出席する可能性は低くなりました。
また日本の自民党の二階幹事長は16日に行った会見で、「安倍首相が開会式に出席できるよう、国会日程などの調整を図りたい」という考えを示し、結果が注目されています。
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2018-01-17
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- 米中首脳が電話会談 南北対話を評価
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アメリカのトランプ大統領と中国の習近平国家主席は16日、電話で会談し、平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックをめぐる南北対話の再開を評価しました。
ホワイトハウスによりますと、トランプ大統領は「南北対話の再開が核・ミサイル開発を続ける北韓の破壊的行動に変化をもたらすよう期待する」と述べ、 南北対話の再開に期待感を示し、そのうえで、北韓の非核化に向け最大限の圧力をかけるというアメリカ主導の国際的戦略を継続していく考えを示したということです。
これに対して習近平国家主席は、中国外務省によりますと、
「韓半島情勢で前向きな変化が出ている」として、平昌オリンピックをめぐる南北対話を評価するとともに、「この勢いを継続させるため各国がともに努力しなければならない」と述べ、米中を含む関係各国の協力を促したということです。
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2018-01-17
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- 空港での携帯品検査を強化 平昌五輪対策
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関税庁は、平昌(ピョンチャン)オリンピックを安全に開くために、空港や港湾での携帯品検査を強化することになりました。
関税庁が15日、発表したところによりますと、今月26日から7週間の間、仁川(インチョン)国際空港など全国の空港や港で、入出国者の携帯品検査を強化するということです。
関税庁は、このための検査要員250人を増やし、X線検査装置を最大限に活用することで、水際対策を徹底し、危険物の持ち込みを阻止する方針です。
関税庁は、この検査によって入国審査の待ち時間が普段より1時間から2時間ほど長くなることが予想されるが、オリンピックの成功のため、旅行者の理解をお願いしたいとして、協力を呼びかけています。
これとともに関税庁は、ことしから開発が始まったAI=人工知能を活用したX線装置を使って、旅行者の手荷物や国際郵便物などを検査する方針です。
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2018-01-16
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- 南北合同入場は「韓半島旗」か 与野党が攻防
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平昌(ピョンチャン)オリンピックの開会式で南北の選手団が合同で入場する場合、韓国の国旗の太極旗(テグッキ)の代わりに韓半島の地図が描かれた「韓半島旗」をかかげることになりそうですが、これをめぐって韓国の与野党の攻防が激しくなっています。
都鍾煥 (ト・ジョンファン)文化体育観光部長官は15日、国会の平昌冬季オリンピック支援特別委員会で、南北合同での入場が決まれば、オリンピックが追求する「世界平和」の理念を実現させるために、南北の選手団は開会式で「韓半島旗」をかかげて入場することになりそうだと述べました。
これについて、与党「ともに民主党」は、「韓半島旗に込められた南北の和解と平和の実現だけでなく、世界の人々の注目を集めることで、大会の成功にも役立つ」として、歓迎の意を表しました。
これに対して、最大野党の「自由韓国党」は、「これまでオリンピックの開催国が、開会式で自国旗をかかげられなかったことはなかった。韓国の選手団が太極旗をかかげられなくなれば、国民は惨めさを感じることになる」として、反対の意を示しました。
また野党「国民の党」も、韓国国民の間での対立を引き起こさないよう、政府は慎重な姿勢を取る必要があると主張しました。
政府は、南北がそれぞれ自国旗を掲げる案についても議論する余地があるとしています。
南北合同での入場については、20日にスイス・ローザンヌのIOC=国際オリンピック委員会本部で開かれる、IOCと南北間の会議で最終的に決まる予定です。
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2018-01-16
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- 北のサムジヨン楽団 民謡や世界の名曲演奏か
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平昌(ピョンチャン)オリンピックに北韓が韓国に派遣することになったサムジヨン(三池淵)管弦楽団は、江原道(カンウォンド)江陵(カンルン)市とソウル市での公演で民謡や世界の名曲を演奏するもようです。
韓国と北韓は15日、軍事境界線の板門店にある北側の施設「統一閣」で実務者協議を開き、北韓が平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック期間中に、団員140人あまりからなるサムジヨン(三池淵)管弦楽団を韓国に派遣する内容が盛り込まれた共同報道文に合意しました。
北韓の芸術団が韓国で公演を行うのは、2002年8月以来、15年6か月ぶり、これまでで最大の規模で、ソウル以外の地方での公演も初めてとなります。
韓国側は、北韓の芸術団の安全と便宜を最大限保障することにし、北韓は、早期に事前点検団を派遣することになりました。
また統一部の当局者によりますと、北韓の芸術団の訪問については、北韓が板門店からの陸路韓国入りを要請してきたということです。
サムジヨン楽団は、去年の新年公演でディズニー・アニメーションの映画音楽を数曲演奏するなど、「音楽の大衆化」を掲げて2009年に発足したとされており、今回の韓国公演でも、民謡や世界の名曲を演奏するという意向を示したとされます。
一方、南北は、実務者協議とは別に、17日、板門店で次官級協議を行うことにしました。
南北は17日の協議で、北韓の芸術団を含む代表団の移動経路や滞在地、選手団の合同入場などについて議論する予定です。
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2018-01-16
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- 17日に南北次官級協議 選手団派遣について
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平昌オリンピックへの北韓芸術団の派遣をめぐる協議とは別に、北韓の選手団の規模や訪問の方法などについて協議する次官級協議が17日に開かれることになりました。
韓国統一部が15日、明らかにしたところによりますと、北韓は、韓国側が提案した平昌オリンピックへの参加全般について協議する南北実務者協議を17日午前10時から板門店の韓国側施設「平和の家」で開くよう提案してきて、これに祖国平和統一委員会のチョン・ジョンス副委員長を団長とする3人を派遣する考えを表明してきたということです。
統一部は「北韓側の提案を受け入れる方針だ」と話しており、南北は、北韓芸術団の派遣をめぐる協議とは別に、選手団の規模や訪問の方法などについて話し合う次官級協議を17日に行うことになりました。
韓国は統一部のチョン・へソン次官を首席代表とする3人の名簿をすでに北韓側に送っています。
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2018-01-15
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- 「重要な対話が進行中」 米トランプ大統領
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アメリカのトランプ大統領は14日、平昌冬季オリンピックへの参加について南北の対話が続いていることについて、「重要な対話が進められている」と述べました。
AFP通信が14日、報じたところによりますと、トランプ大統領はフロリダ州のゴルフクラブで記者団に、「重要な対話が進んでいる。より多くのことが起こり得る」と述べました。
一方、アメリカのマイク・ペンス副大統領と北韓の崔竜海労働党副委員長が平昌で会談する可能性があると中国のメディアが伝えました。
中国・人民日報の姉妹紙「グローバルタイムス」は15日付の紙面で、北韓事情に詳しい消息筋の話として、アメリカからペンス副大統領が平昌オリンピックを訪れる場合、北韓が崔竜海労働党副委員長を代表団に含める可能性があり、米朝のナンバー2同士が会談することもありえるとしました。
またこの新聞は、平昌オリンピックは米朝にとって、ともに危機を緩和させる重要な契機になるだろうと伝えています。
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2018-01-15
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- 「重要な対話が進行中」 米トランプ大統領
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アメリカのトランプ大統領は14日、平昌冬季オリンピックへの参加について南北の対話が続いていることについて、「重要な対話が進められている」と述べました。
AFP通信が14日、報じたところによりますと、トランプ大統領はフロリダ州のゴルフクラブで記者団に、「重要な対話が進んでいる。より多くのことが起こり得る」と述べました。
一方、アメリカのマイク・ペンス副大統領と北韓の崔竜海労働党副委員長が平昌で会談する可能性があると中国のメディアが伝えました。
中国・人民日報の姉妹紙「グローバルタイムス」は15日付の紙面で、北韓の事情に詳しい消息筋の話として、アメリカからペンス副大統領が平昌オリンピックを訪れる場合、北韓が崔竜海労働党副委員長を代表団に含める可能性があり、米朝のナンバー2同士が会談することもありえるとしました。
またこの新聞は、平昌オリンピックは米朝にとって、ともに危機を緩和させる重要な契機になるだろうと伝えています。
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2018-01-15
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- 北から芸術団 実務者協議始まる
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平昌オリンピック期間中に北韓が韓国に芸術団を送ってくることについての実務者協議が15日、軍事境界線の板門店にある北側の施設「統一閣」で開かれています。
協議は15日午前10時過ぎから始まり、昼食をはさんで午後の会議が行われています。
協議には韓国側から文化体育観光部の李宇盛(イ・ウソン)文化芸術政策室長が、北韓側から文化省のクォン・ヒョクボン芸術公演運営局長がそれぞれ代表として出席しました。
協議では、芸術団の規模や公演日程、場所など、具体的な部分について協議が進められています。
北韓側からはモランボン楽団のヒョン・ソンウォル団長も参加しており、女性で構成されたモランボン楽団が芸術団に含まれるのではないかとみられています。
先週9日の南北高官級会談では、南北合同文化行事の開催について協議することでも合意しているため、オーケストラの南北合同演奏会も実現する可能性も出ています。
北韓の朝鮮国立交響楽団は2000年にソウルを訪れ、南北で合同演奏会をしたことがあり、2002年には韓国からKBS交響楽団が平壌を訪れて合同演奏会をしたことがあります。
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2018-01-15
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