軍事パレードで全兵器誇示か 統一部長官が観測
2018-01-27

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北韓は、来月8日、軍の創立を祝う大規模な軍事パレードを平壌(ピョンヤン)で行う準備を進めていますが、韓国の趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官は、このパレードに北韓は、保有するほぼすべての兵器を誇示する可能性があるという見方を示しました。
北韓はこれまで4月25日としていた朝鮮人民軍創建日を、1948年に正規軍が創設された2月8日に戻すことを23日、明らかにしました。
これについて趙明均長官は26日、ソウルで開かれたシンポジウムで講演し、「8日の軍事パレードは、ICBM=大陸間弾道ミサイルなど北韓が保有するほぼすべての兵器を展開する大掛かりなものになる可能性がある。こうした動きは、政権樹立70周年を迎えることし、金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の後継者としての位置づけを内外にアピールする狙いがある」と述べました。
そして趙統一部長官は、「平昌(ピョンチャン)オリンピック後も、南北対話を継続させ、北韓の核問題解決に向けた転機をつくることが重要であり、米朝間で対話が始まるかどうかが局面転換のカギになると思う。韓米合同軍事演習はパラリンピックが終わる3月25日まで延期されており、それまでに米朝対話が始まるよう努力することが求められている」と述べ、米朝対話の重要性を強調しました。
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