
平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックに合わせて韓国を訪れる北韓のテコンドー実演団が、ソウル市庁で公演を行うことになりそうです。
朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長は30日、外国メディアとの記者会見で、「北韓のテコンドー実演団の公演がソウル市庁で行われる」と明らかにしました。
また、朴市長は、「オリンピックの本来の精神は平和だ。戦争をしていても武器を置いて、ともに楽しみながら平和を作り出すのがオリンピック精神だ」としたうえで、「ソウル市が持つすべての権限と行政手段を使って、事故が起こらず、平和な雰囲気が作られるよう、最善を尽くす」と述べました。
会場は、ソウル市庁8階の大会議室になる可能性が高く、具体的な日程については、「関係機関との調整が終わった時点で、日程などを明らかにする」としました。
一方、朴市長は、平昌オリンピックに、小池百合子東京都知事を招待したいという考えを明らかにしました。
朴市長は、「北東アジアの国々の間には非常に微妙な政治的問題があるが、対立を互いにあおるのではなく、国際的な友情を深め、広げていきたい。2020年の東京オリンピックが開かれるときにソウル市も積極的に支援し協力するきっかけをつくりたい」と述べ、小池知事の韓国訪問を呼びかけました。