文大統領が中国代表と面談 北韓問題で協力要請
2018-02-09

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領は8日、平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックの開会式に習近平国家主席の特別代表として出席するために韓国を訪れた中国共産党序列7位の韓正・政治局常務委員と大統領府青瓦台で面談し、このところの南北対話が米朝対話につながるよう、中国の協力を求めました。
文大統領は会談で、「北韓が平昌オリンピックをきっかけに南北対話に積極的に乗り出しているが、この対話は韓半島の平和的非核化につながるべきだ。南北対話が米朝対話につながるよう、中国政府はより大きな役割を果たしてほしい」と求めました。
文大統領はそのうえで、「平昌オリンピック後も北韓との対話を続け、北の核問題解決に向けた対話につながるよう韓中両国が緊密に協力しなければならない」と強調しました。
また、中国政府に対し、「両国は同じ目標を持っているが一つ残念なことがある。韓国企業の中国進出が難しい」と述べ、この問題について関心を持ってもらいたいと要請しました。
これに対し、韓正 常務委員は、「中国は、韓中の人的交流に積極的であり、個々の企業の利益についても特別な関心を持っている。韓中が同じ目標を持っているだけに、両国政府が努力し、この問題で進展をなしとげるために努力したい」と述べました。
北韓の核問題については、「韓半島情勢の鍵は、アメリカと北韓が握っている。韓中は、アメリカと北韓が直接対話できるように、同じ目標を持って努力しなければならない」と述べました。
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