フィギュアスケート
2017-12-25

平昌冬季五輪便り


フィギュアスケートは1908年のロンドンオリンピックで正式種目に採択されました。
そして1924年の第1回フランスシャモニー冬季オリンピックから冬季オリンピックの種目となりました。
現在では冬季オリンピックで最も人気のある種目となっています。
音楽に合わせて選手たちは氷上を滑走し、多様な動作で技術の正確さと美しさを競います。男女のシングルとアイスダンス、ペア、団体戦があります。

韓国のフィギュアスケートの歴史はキム・ヨナ選手以前と以後に分けられるといわれています。キム・ヨナ選手とともに2010年のバンクーバーオリンピックに出場し、13位という成績だったKBSフィギュア解説委員のグァク・ミンジョンさん。
グァクさんにキム・ヨナ選手以後の韓国フィギュアを担う選手を紹介していただきました。

キム・ヨナ選手が引退し、その後に誰が続くのか、そんな質問を多くの方から受けます。私が注目しているのは女性ではチェ・ダビン選手、キム・ ナヒョン選手、パク・ソヨン選手で、男性ではチャ・ジュンファン選手が最も注目されます。
彼らキム・ヨナキッズと呼ばれる選手たちがどれほどの可能性があるのか、メダルが重要なのではなく今後、どれだけ育っていくかが大切なので可能性を見守りたいと思います。




平昌オリンピックの出場選手、まだ完全に決まったわけではありません。
キム・ヨナキッズの中でチェ・ダビン選手は3月に行われた世界選手権で10位に入賞し、韓国女子シングルに開催国枠以外の2枚目の出場チケットをもたらしました。
そして7月に行われた国内での1回目の選抜戦では181.79を記録して圧倒的な実力で1位となり、12月に行われた2度目の選抜戦でも1位を占め、平昌行きは確実だといわれています。

また男子は1枚の出場権をめぐり現在はイ・ジュニョン選手とチャ・ジュンファン選手が争っています。
韓国選手のメダル獲得の可能性はどうでしょう。

現実的に見た時に西洋の選手、ロシアの選手たちの壁が高いといえます。
韓国としては2人の女子選手が出場するということ自体に意味があるといえ、万一10位以内に入賞できればそれは奇跡だと言えます。
しかし氷の上で競う氷上種目はどうなるか分かりません。
誰も予測できない種目なのでそれで余計にスリルがあります。オリンピックの間は選手も観客もお祭りだと思って選手と韓国国民が心を合わせれば奇跡も夢ではないでしょう。




今月10日の国際氷上競技連盟の発表によれば、韓国は合計1397点で、全部で10カ国が出場する平昌オリンピックの団体戦(チームイベント)にも出場が決まりました。
これで韓国は開催国としてフィギュアは全種目に出場できるようになりました。
またオリンピックでは韓国選手だけではなく、世界のトップクラスの選手たちの活躍も注目されます。フィギュアで特に注目されるのは男女シングルの世界第1位、日本の羽生結弦選手、そしてロシアのエフゲニア・メドベージェワ選手です。
羽生選手は右足首の負傷をオリンピックまでにどれだけ回復できるかが、そしてメドベージュワ選手はロシアのオリンピック不参加が決まった状況で、個人資格で参加するのかが、それぞれ注目されています。
また2022年の北京冬季オリンピックを視野に入れたジュニア選手の活躍にも期待がもてます。

ジュニア選手たち、年齢制限がありピョンチャンオリンピックには出場できませんが、2022年の北京オリンピックには期待できるでしょう。
今の小学生、中学生の選手たちは非常に技術も向上しており、世界大会で上位に入賞している選手もいます。
もう少し待てば北京やその次のオリンピックでは良い成績を期待できると思います。



平昌オリンピックに出場するフェイギュアの韓国代表選手の選抜は来年1月に行われる3回目の選抜戦の成績まで合わせて決定されます。
オリンピックの花と言われるフィギュアスケート、キム・ヨナ選手に続くのは誰か、注目されます。


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