北韓が韓国に揺さぶり 文大統領会見を非難
2018-01-15

ニュース


文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、年頭の記者会見で北韓の核問題や経済制裁などについて言及したことに対して、北韓の複数の国営メディアが強く非難しました。
文在寅大統領は、10日、大統領府青瓦台で行った年頭の記者会見で、南北の関係改善において韓半島の非核化は譲れない課題であり、北韓が軍事挑発を続ける場合、経済制裁を強めていく考えを示しています。
これについて、朝鮮中央通信や朝鮮中央放送など複数の北韓の報道機関は、14日、「和解の局面に冷や水を浴びせるようなとんでもない発言だ」と強く非難しました。
さらに平昌オリンピックに北韓の選手団が参加することについて、「大会に参加するわれわれの代表団は、まだ平壌(ピョンヤン)にいることを忘れてはならない」と述べ、大会への不参加の可能性もあることをにおわせて韓国を脅しました。
これについて専門家は、今回の北韓の反応は公式の声明ではなく、メディアによる報道であるため、15日に行われる南北の実務者協議に先立って、韓国政府に揺さぶりをかける狙いがあるものと分析しています。
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