
北韓は、平昌(ピョンチャン)オリンピックで、フィギュアスケートのペアとアイスホッケー女子に加えて、アルペンスキー、クロスカントリースキーにも出場する見通しです。
平昌オリンピック組織委員会の李熙範(イ・ヒボム)委員長は、オリンピックに出場する北韓選手の参加種目について、南北のスポーツ担当者が17日の会談で合意したことを、スイスに向けて出発する仁川空港で18日、明らかにしました。
それによりますと北韓選手の参加に南北が合意したのは、フィギュアスケートのペアとアイスホッケー女子、アルペンスキー、クロスカントリースキーの4種目になったということです。
北韓は1964年インスブルック大会にクロスカントリー選手4人、1992年アルベールビル大会にアルペンスキー選手2人とクロスカントリー選手4人が出場しています。
李委員長は、「南北が合意しても、オリンピックに参加する北韓の選手の数などは、全面的にIOCの決定に従わなければならない」と述べ、参加する北韓の選手数は明らかにしませんでした。
李委員長は、北韓の平昌オリンピック参加について協議するため、20日にスイス・ローザンヌで開かれるIOC=国際オリンピック委員会と韓国と北韓の国内オリンピック委員会、大会組織委員会による4者会談に出席します。
北韓の選手団の最終的人数は、この4者会談で決まります。