
北韓の芸術団員140人を乗せて韓国入りし、江原道(カンウォンド)東海(トンヘ)市の墨湖(ムコ)港に停泊中の客船「万景峰(マンギョンボン)号」に、北韓の国旗の代わりに韓半島が描かれた旗が掲げられました。
「万景峰号」は6日、船尾に北韓の国旗を掲げて韓国入りしましたが、7日午後、芸術団が昼食を取るために船に戻った際には、韓半島旗が掲げられていました。
北韓が旗を入れ替えたのは、平昌冬季オリンピックを平和オリンピックとして開催しなければならないという韓国国内の世論を意識したものとみられます。
一方、統一部は、万景峰号が北韓に戻る日程について、「まだ協議中で、取りあえず、芸術団が江陵(カンルン)に滞在する間はそのまま停泊していると把握している」としています。
北韓の芸術団は8日、江陵での公演を終えたあと、11日の公演のためソウルに向かう予定です。