平昌オリンピック便り   
2018-02-09

平昌オリンピック便り


開会式のテーマ
全世界の人々に解ってもらえる様な、平和についての話にしようと思った。
ずばり!ピース・イン・モーション(Peace In Motion)
平和と言うのは、お互いが会う(向き合う)ことによって生まれる積極的な行動です。
お互いが向き合い、心と心を開き、コミュニケーションをすることで共感し合う…そこで生まれる行動が平和を築き上げる礎になるのではないか…
(開会式の演出を担当したヤン・ジョンウンさん)



開・閉会式場
諸外国での今までのオリンピックでは、開会式に主にサッカー場などが使われていましたが、今回の平昌オリンピックでは、開会式、閉会式を中心に考え貫かれたスタジアムを一から作ることができました。
したがって、今までのよくありがちな長方形の形ではなく、五角形の形にすることによって、全ての観客席で快適に公演が楽しめるようはからいました。
五角形の意味は、もちろんオリンピックを表す五輪、また五行思想(万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなるという説)も表し、東洋哲学の意味も含まれています。



聖火台
平昌オリンピックの聖火台は、朝鮮王朝時代に作られた白磁壷、その中でも月を形どった「タル・ハンアリ」をモチーフにして作られました。
タルとは月、ハンアリは壷、甕と言う意味ですので、「月の白磁壷」をイメージして今回の聖火台が作られました。
この「月の白磁壷」は、その様式美から「世の中の全てを抱いている」と称され、世界中でその価値を高く評価されています。

(Photo:Yonhap)
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