20日、ショートトラック女子3000mリレーの決勝で韓国は金メダルを獲得しました。
2018-02-21

平昌オリンピック便り


韓国チームは、チェ・ミンジョン、シム・ソクヒ、キム・アラン、キム・イェジン選手が出場し、イタリア、カナダ、中国と激しく争いましたが、4分07秒361の記録でゴールし、ショートトラックで3つ目の金メダルを獲得しました。
この種目で韓国は1994年から2006年まで4連覇を果たし、前回のソチ大会、そして今回と通算6回目の金メダルです。まさに韓国のお家芸とも言える種目です。



またこの種目、 10日に行われた準決勝で4周目にタッチの際に転倒したイ・ユビン選手のところにチェ・ミンジョン選手が滑って行き、手でタッチし滑り出し、半周も差をつけられていたのに見事にトップでゴールインした、あの名場面の種目でもあります。
まさにチームワークの勝利ともいえる場面でしたが、それとは反対にチームワークの悪さが目立った競技もありました。
19日に行われたスピードスケート女子チームパシュートの準々決勝でのことでした。韓国チームはキム・ボルム、パク・ジウ、ノ・ソンヨンの3人の選手が出場しましたが、リンクを6周するこの競技で韓国チームは残り1周の場面でスパートしますが、一番後ろを滑っていたノ・ソンヨン選手が他の2人の選手に大きく遅れをとって決勝ラインを通過し、韓国チームは準決勝進出に失敗しました。
この競技は3人が一列になって滑り最後に決勝ラインを通過した選手のタイムが記録となります。そのためスピードを競いながらもチームメートが互いに遅れないように励ましながら滑るチーム競技です。
競技終了後の記者会見での発言、競技終了後、前を走っていた2人の選手が先に退場に、ノ・ソンヨン選手が一人で泣きじゃくるのをコーチが慰めている場面などがテレビに映り、先にゴールした二人の選手が世間から激しい非難をあびています。
準決勝に進出できなかったことよりも、選手同士の相手を思いやる気持ちの見えてこない、内紛のような様相が悲しいですね。

(Photo : Yonhap)
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