平昌冬季オリンピック閉幕
2018-02-25

今週のキーワード


第23回冬季オリンピック平昌大会は25日夜、平昌オリンピックスタジアムで閉会式が行われ、17日間の幕を閉じます。
平昌冬季オリンピックには92の国と地域から2920選手が参加、冬季オリンピック史上最も多い国と地域、選手が参加した大会となりました。
平昌冬季オリンピックは9~25日まで17日間、韓国東部の平昌(ピョンチャン)、江陵(カンヌン)、旌善(チョンソン)で前回より四つ多い102種目でメダルが争われ、二つの世界記録、15のオリンピック記録が更新されました。
マレーシア、シンガポール、エクアドル、エリトリア、コソボ、ナイジェリアの6カ国が冬季オリンピックに初めて参加し、女性の選手の割合が42%と過去最多だったのも今大会の特徴の一つです。
大会運営も大きな問題はありませんでした。
強風でスキーの競技日程が一部変更されたほかはすべての日程が予定通り順調に進みました。
安全の面でも高い評価を受けました。
競技場周辺には延べ25万8274人の警察官が配置され、犯罪及びテロ対策に努め、競技場を訪れた人たちは安心して観戦することができました。
当初懸念されていたチケットの販売率は98%に上り、興行の面でも成功したとされています。
開催国の韓国は過去最多の146人の選手が参加、金メダル5個、銀メダル8個、銅メダル4個、合わせて17個、過去最多のメダルを獲得し、メダル獲得ランキング7位の成績を収めました。
ショートトラックで金メダル3個、銀メダル1個、銅メダル2個を獲得、スピードスケートでは金メダル1個、銀メダル4個、銅メダル2個を獲得しました。
男子スケルトンはユン・ソンビン選手がアジアの選手としては初めて金メダルを獲得しました。
カーリング女子、ボブスレー男子4人乗り、スノーボード男子パラレル大回転の銀メダルはそれぞれの競技で韓国としては初めてのメダル獲得でした。
カーリング女子は韓国ではまだ馴染みの薄い競技で、2回目のオリンピック参加で獲得した予想外のメダルでした。
ボブスレー男子4人乗りは韓国だけでなくアジアの選手としては初めてのメダル獲得です。
スノーボード男子パラレル大回転も韓国としてはこの競技で初めてのメダル獲得でした。
韓国は当初、金メダル8個、銀メダル4個、銅メダル8個、メダル獲得ランキング4位を目指していました。
当初の目標には及びませんでしたが、五つの競技で初めてメダルを獲得するなど、目標を上回る意味ある結果を残したと評されています。
平昌冬季オリンピックは「平和オリンピック」としても注目されました。
大会直前に北韓がオリンピック参加を表明し、開会式では南北の選手が合同入場しましたし、女子アイスホッケーは南北合同チームを結成して参加しました。
また、オリンピックを契機に北韓の応援団や芸術団が韓国を訪れ、南北のスキー選手が北韓のスキー場で合同練習をしました。
平昌冬季オリンピックは韓半島の平和定着に向けた礎石になるだろうとの指摘もあります。
Go Top