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第23部 IT強国の始まりとなった韓国産携帯電話の登場

#光復80年~韓国・時代の記憶~ l 2025-09-01

光復80年~韓国・時代の記憶~

韓国産の携帯電話の登場と意味
1988年9月17日、韓国で初めての国産の携帯電話が公開された。赤レンガのような形とサイズからレンガフォンとも呼ばれた初めての国産携帯電話。通話品質や機能は今とは比べ物にならないが、韓国の企業が独自の技術で開発した携帯電話ということに大きな意味があった。その後、韓国の大手企業は本格的に携帯電話の開発に乗り出し、さまざまなデザインと機能で世界市場へ向けて歩み出した。

「レンガフォン」と呼ばれた初期の携帯電話
ⓒ KBS 
デジタル方式の移動通信技術の革新、CDMA
1996年、韓国は世界で初めてCDMA(符号分割多重接続)技術を標準化した。既存のアナログ方式に比べ、通話品質と周波数の利用効率が画期的に高まり、より多くの人が比較的低いコストで通信サービスを利用できるようになった。CDMAの成功は韓国が移動通信技術強国へ跳躍するきっかけとなり、韓国の携帯電話の輸出と海外市場での競争力を高める原動力となった。

1990年代の携帯電話
ⓒ KBS
スマートフォン時代の到来と革新
2000年代始め、第3世代移動通信システムと同時にスマートフォンは登場し、携帯電話は単純な通話機器の機能を越えて小型のコンピュータへと進化した。2007年、アップル社のiPhone発売で携帯電話は革命ともいえる進化を見せた。韓国の企業もアンドロイドOSを搭載したスマートフォンを開発し、世界市場での競争力を確保した。4Gネットワーク、5Gネットワークなど移動通信技術の発展は超高速インターネットとさまざまな融合サービスを可能にし、スマートフォンは日常生活に欠かせないものになった。

IT強国となった韓国と携帯電話の役割
携帯電話は通信、放送、ディスプレー、メモリ、バッテリーなどIT関連の技術が圧縮された集合体である。韓国を代表する携帯電話メーカーであるサムスンなどの企業は端末機だけではなくシステム関連の技術も開発、製造し、韓国をIT強国へと導く役割を果たしている。

スマートフォン市場の世界シェア第1位、韓国サムスンの携帯電話
ⓒ KBS

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