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韓国語講座

月桂樹(ウォルゲス)洋服店の紳士たち(6) 정신이 하나도 없네

2017-04-15

















テヤンの上司・ヒョウォン: 일단 좀 내려!(いいから降りて)
ヒョウォンの母・ウンスク: 내 말 명심하게. (忘れないでね)
ドンジンの妻の妹・ヒョウォン: 명심하긴 뭘 명심해? 신경 쓰지 말아요, 강태양 씨.
(何を言ってるのよ。気にしないで)
ヒョウォンの母・ウンスク: 야!(ちょっと)
ヨンシルの友人・テヤン: 안녕히 가십시오. 정신이 하나도 없네. (チョンシニ ハナド オッネ)
(気をつけて。落ち着きがないな。)

정신---[名詞] 精神、心
이---[助詞] ~が
하나---[名詞] 一つ
도---[助詞] ~も
없다---[存在詞] 存在しない、ない、いない
~네---[語尾]  独り言を言うときに使われる語尾。「~なぁ」
정신(이) 없다---[慣用句] とても忙しい、慌ただしい、目が回る、夢中だ
慣用句“정신이 없다”に、“하나도”が挿入された形です。“하나도”は、「ひとつ」 という意味の“하나” に、日本語の助詞「も」に当たる韓国語“도”がついた形で、「ひとつも」という意味です。“정신이 없다”は、“정신”「精神」に、日本語の助詞「が」に当たる韓国語「이」がつき、最後に「ない」という意味の “없다”がついた表現。直訳すると「精神がない」となりますが、精神がなくなってしまうほど「とても忙しい、慌ただしい、落ち着かない」という意味で使われます。
例えば、“아이를 보느라 정신이 없다”「子供の世話でとても忙しい」、“전화가 계속 와서 정신이 없다”「電話がずっとなって落ち着かない」といったように使われます。
この他にも「目が回る、夢中だ」という意味もあり、“사람이 많아서 정신이 없다”「人が多くて目が回る」、“한국드라마를 보느라 정신이 없다”「韓国ドラマに夢中だ」というようにも使われます。このように、状況によって様々に訳されますが、「とても忙しい」という意味だけでも知っておくと、直訳から意味を予測しやすいので、まずは“정신이 없다”「とても忙しい」の組み合わせをしっかり覚えてみてください。ちなみに、“정신이 없다”の“이”を省略して、“정신 없다”と言うこともできます。
“今日のフレーズ”を今回のシーンに合わせて訳してみると、「ひとつも落ち着きがないなぁ」、つまり「まったく落ち着きがないなぁ」となります。文末の“네”は、独り言を言うときに使われる語尾で、今回は“없다”の語幹についています。

① 仕事がたまり残業続きのときにこの一言 → 정신이 하나도 없네(本当に忙しいなぁ)
② いくつも約束があり飛び回っている日にこの一言 → 정신이 한나도 없네(慌ただしいなぁ)

月桂樹(ウォルゲス)洋服店の紳士たち(6)  정신이 하나도 없네

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