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ライフスタイル

ボヘミアン・ラプソディ

#マル秘社会面 l 2018-11-14

玄海灘に立つ虹

ⓒ Twentieth Century Fox Film Corporation

今週、観客動員数が200万人を越えた映画があります。ロックバンド、クイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーの伝記ドラマ「ボヘミアン・ラプソディ」です。実はこの映画、私の周りでも見に行く、もう何度も見に行ったと言う人が多いんです。現在、日本でも公開されているようですが、この映画が今韓国で大人気のわけをご紹介したいと思います。

映画の人気と共に、クィーンの楽曲もいま音源チャートに入るほどの人気を集めています。13日午前9時基準で韓国最大の音源サイト「メロン」のポップチャートでクィーンの「ボヘミアン・ラプソディ」は2位、「 I was born to love you」は10位というように、20位以内に5曲も入っていました。

この映画、一番熱心に見入っているのは40代、50代の男性観客です。青春時代にクィーンの音楽に接した人々ですでに4回も見たというおじさんもいます。しかしこの映画に見せられているのは中年層だけではありません。

この映画にはクィーンの名曲が20曲も登場します。10代の観客はこれまでスポーツ競技はもちろん、各種広告、放送、コンテンツなどを通じて接してきた曲が全部クィーンの曲だったという事実に驚き、そして感動しています。彼らは聞きなれた名曲の誕生ビハインドストーリーと伝説的なロックバンドクィーンについて知ることができるという点に注目し、口コミでこの映画が人気を呼んでいます。

20代、30代は映画の中のコンサートの模様に見せられています。映画はクィーンの華麗な舞台を完全に再現し、映画が終わるまで一時も目を離すことができません。特に1985年150カ国19億人が視聴した歴史的なコンサートであり、クィーンの最も華やかなステージだった「ライブエイド・コンサート」の場面は当時の感動と熱い旋律がそのまま伝わってきます。

そして40代、50代、中年層の観客は自分たちの若い頃の思い出を回想しながらこの映画にはまっています。またクィーンの完全復活を見るような、俳優たちの演技とシンクロ率が加わり、1970年~80年代のクィーンの全盛期にその音楽を楽しんだ中年層の観客を魅了しています。

この映画は見るよりも、聞きに行くのだという人もいるくらいで、映画館でも音響効果の良い映画館、そして音響効果の良い席が人気を集めているのも特徴です。さらに見る映画から一緒に歌う映画にしてしまった映画館もあります。

ソウルの一部のスクリーンXの映画館では「シングアロング上映会」が開催されて人気を博しています。スクリーンXというのは正面のスクリーンに加えて左右の壁面にも映像が映り、270度の視界すべてで映画を鑑賞することができる臨場感たっぷりの映画館です。

この映画館では映画「ボヘミアン・ラプソディ」の後半20分間、コンサートのシーンでは映画の中の観客と共に、映画を見ている人も一緒に歌う事ができます。日本でもこの映画、上映されていると思いますが、もし映画の中の「ライブエイド・コンサート」の場面で一緒に歌いたい方がいれば、韓国までくれば映画館でみんなで一緒に歌う事ができるかもしれませんよ。

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