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夜注文した商品が朝届く「早朝配達」業界が急成長しています。

早朝配達とは、夜の決められた時刻までに食料品や総菜を注文すれば、翌朝決められた時刻までに自宅に配達してくれるというものです。(受付の締め切りはマーケットカーリーが夜11時まで、クーパンとEマートが夜12時まで) これまで早朝に届けてくれるといえば牛乳や青汁などの限られた品目のみでしたが、現在はあらゆる品目のそろった大手通販サイトが早朝配達に参入したため、さまざまな食品を朝早く受け取れるようになりました。また、配送料も、多くの企業が3~4万ウォン以上の購入で無料にしています。このため、早朝配達の市場は、2015年に100億ウォンだったのが、去年は4,000億ウォンを超えました。

こうした総合食品販売(生鮮食品)の早朝配達は、マーケットカーリーが4年前に始めたことから拡大しました。当時、Eマートやホームプラスといった大手スーパーがオンラインでの生鮮食品の販売を行ってはいましたが、夜受け付けて翌朝配送するというシステムは画期的でした。これは、受注から品目の分類までを人工頭脳が行い、自社で配送することで可能になったということです。このシステムが実現したことにより、30~40代の働く女性(特に働く母親)の信頼を得て、複数の業者が参入しました。そして、今では競争が激化し、企業も顧客を確保しようと様々なサービスを提供しています。マーケットカーリーは入会から数日間特定の品目を1,000ウォンで購入できるほか、初回は購入金額に関係なく配送が無料です。同サイトは、離乳食用の刻み冷凍野菜や無農薬野菜、輸入食品が多いのも特徴です。また、クーパンは、本来早朝配達を利用するには月会費2,900ウォンを支払わなければなりませんが、会員登録から90日は月会費が不要です。これらの試みにより消費者はますます便利になり、早朝配達の人気は高まる一方です。

しかし、一方で、都市部に住んでいる人たちしか利用できない(主に、ソウル市とその周辺の自治体に限られる)、深夜から明け方にかけての労働力の不足、過剰包装の増加などが指摘されています。登場から数年でいきなり膨らんだ市場なだけに、まだまだ改善の余地がありそうです。

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