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ライフスタイル

キム・ウンヨン

#クリックK l 2012-09-05

玄海灘に立つ虹

キム・ウンヨン
8月28日、アメリカの大学情報を提供している「スーパースカラー」という団体が「世界で最も頭のいい10人」というデータを発表しました。これに、韓国の「キム・ウンヨン」さんが入って話題になっています。
キム・ウンヨンさんは1962年生まれの50歳。IQ210ということで、1977年のギネスブックにも登録されました。日本では67年に「万国びっくりショー」(フジテレビ系)に出演し、積分の難問をいとも簡単に解いて話題になったことがあります。7歳(8歳説もあり)でアメリカ・コロラド州立大学に入学し、その後、同大学の大学院で修士、博士の学位を終了。12歳の時(75年)にNASAの選任研究員になりました。
しかし、78年に韓国へ帰国。大学入学検定考試を受けて韓国で大学に通う道を選択しました。大検は通過したものの成績は下位10%に入るレベル。また、入学した大学はソウルの有名大学ではなく、地方国立大である忠北大学でした。(韓国では、一般に、地方大学より在ソウルの大学の方が優秀であると考えられがちである) このように、幼い頃世間を騒がせた「神童」が、韓国で一般的に考えられる「エリートコース」に進まなかったことで、彼は「失敗した天才」「悲運の天才」と呼ばれるようになりました。
現在、キム・ウンヨンさんは、忠北開発公社に勤務してサラリーマン生活を送っています。家族は、妻と2人の子ども。天才と騒がれた人物にしては至極平凡な人生を歩んでいます。しかし、キム・ウンヨンさんいわく「今が一番幸せ」とのこと。「幸せとは何か」を考えるヒントとして、彼の人生の選択が注目を集めつつあります。

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