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ライフスタイル

2016年 韓国の夫婦

2016-11-23

玄海灘に立つ虹

2016年 韓国の夫婦
日本は昨日の11月22日がいい夫婦の日だとか、韓国は5月21日が夫婦の日です。5月に二人が一つになるという意味で5月21日です。
そこで今週は韓国の夫婦の現住所をいろいろな調査結果をもとにご紹介します。まず文化体育部が全国の19歳以上の成人男女5千人を対象に今年の6月16日から7月26日まで行った韓国人の意識価値観調査の結果です。その中で結婚は必ずするべきだと答えた人の数が1996年には36.7%だったのが、2010年には26.7%、今回も同様の数字でした。反対に結婚は必ずするべきとは思わないと答えた人の数が特に男性の場合、71%にも達していました。これは過去最高です。その理由についてケミョン大学社会学科のイム・ウンテク教授は
経済状況が悪化し、雇用が不安定になっている中で男性が結婚を費用的な側面から非常に負担に思っているといえます。男性は家父長的な価値観が残る中で、経済的な責任を自分が負わなくてはならないという強迫観念があり、それが結婚への負担となっているのでしょう。
と分析しています。実際に20代、30代の男性労働者の中で賃金が上位10%の結婚率は、下位10%の12倍にもなります。つまり経済的な要因が結婚選択の一番重要な要因となっているということです。
一方で熟年夫婦の間には、日本で「卒婚」と言われるスタイルも新たなトレンドとして登場していますが、これは経済的な余力の無い、一般庶民には現実性のあまりない選択のようです。
このように家族に関する考え方が大きく変化しています。これからの家族、夫婦についてイム教授は
伝統的な家族関係は解体されていくでしょう。同時に新たな家族の形態が、より多様な形で現れてきます。夫婦関係はもちろん、父母と子供の関係も大きく変化しています。伝統的な意味での家族関係が出産・育児、生計に比重が置かれたものだったとしたら、今日の家族は個人間の関係により比重がおかれるようになったと言えます。
そして新しい家族の形として、今後、同居・同棲、一人暮らし、結婚したものの子供は作らないノーキッズ族、そしてシングルママ、シングルパパが増えていくだろうということです。
最後にもう一つ、韓国の夫婦の現住所が見えてくる調査の結果をご紹介しましょう
これはダウムソフトがこの3年5ヶ月間にSNSにあらわれた資料5億3千万件を分析したものです。「疑い」「信じられない」という内容とともに一番多くSNS に登場した人物が「夫」でした。その後に続くのが「友達」「職員」「母さん」「子供」「医者」の順でした。
つまり信じられない人のトップ10の1位が「夫」だったということです。「妻」がトップ10に入っていないということは、女性は夫を信じられないものの、男性は妻を信頼しているということですよね。

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