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ライフスタイル

平昌オリンピック記念硬貨

2017-03-15

玄海灘に立つ虹

平昌オリンピック記念硬貨
今年の11月に発行される平昌冬季オリンピックの記念硬貨、その図案をめぐって論争が起きています。何が問題なのでしょう。図案のモデルが誰かという点です。
韓国銀行はことし11月1日、『2018平昌冬季オリンピック大会記念硬貨』(2次分)と『2018平昌冬季パラリンピック大会記念硬貨』を発行するとしてコインの図案を9日、公開しました。オリンピック記念硬貨は金貨2種、銀貨7種、黄銅貨1種など全10種類で、パラリンピック記念硬貨は銀貨1種、黄銅貨1種など2種類です。オリンピック記念硬貨は26万4500枚、パラリンピックは9万5000枚が発行される予定です。
論争を呼んでいるのは銀貨でフィギュアの記念硬貨です。硬貨にはスパイラル、片方の足をあげたまま、もう片方の足を軸にして滑っている女性選手の姿が彫られています。この硬貨をみたファンたちは
「図案でスパイラルをしている姿は、米国選手グレイシー・ゴールドが競技をしているものをそのまま使っている。韓国には世界的なフィギュア選手キム・ヨナがいるのに、なぜ米国選手を記念コインに使ったのか」
と言って怒っています。キム・ヨナ選手をモデルにしなかったことに対して韓国銀行の関係者は
「キム・ヨナ選手を含めた多様な選手たちの動作を参考にしてデザインしたものであり、特定の選手を表したものではない。冬季種目の躍動性を表現するさまざまな写真を参考にして記念コインをデザインした。フィギュアではゴールドのスパイラル動作が写された写真が芸術性をよく表現していると考えてモチーフにした」
と説明していますが、ファンは
「スパイラルのデザインとゴールド選手の2014年ソチ冬季五輪フリースケーティングのスパイラル場面を比較すると完全に一致する。衣装はもちろん、表情や手のポーズまで全く同じだ」
と指摘しています。結局、今回の論争を契機に記念硬貨のデザインが一部変わることになりそうです。最後に韓国銀行の関係者の言葉です。
「フィギュア記念硬貨で、スパイラルの動作をしている選手の顔の長さは1ミリにもならない。銀に図案を刻むので、顔や指先、表情などを細かく実現することはできない。実際に発売されれば誰がモデルなのか全く分からない」
韓国銀行の話の通り、出来上がった硬貨はきっとモデルが誰かなどよく分からないことでしょう。でも韓国人にとってはフィギュアはキム・ヨナ選手なんですよね。ましてや韓国で開かれる初めての冬季オリンピックですからね。ファンの気持ちも分かる気がします。

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