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ライフスタイル

春の代名詞が桜に

2017-04-05

玄海灘に立つ虹

春の代名詞が桜に
4月になり全国各地から桜の開花情報や、桜祭りのニュースが聞こえてきます。まさに桜が春の花の代名詞になっています。
しかし韓国では昔から春を告げる花の代表はレンギョウとツツジでした。それに昔は桜は日本の文化の象徴だとして、ここヨイドの桜並木も国会議事堂のあるヨイドに桜は合わない、全部他の木に変えるべきだと主張した大統領や政治家のいた時代もありました。
それが今では桜の花見はもう人々の間では自然な春の行事として定着しています。そんな韓国人の桜に関する思いをダウムソフトがビッグデータで分析しました。
2015年から先月30日までのブログ、ツイッター、ニュースを分析した結果、2016年を基準に桜に言及した内容は214万3174件で、レンギョウの12万7000件、ツツジの21万件の10倍以上に達していました。
このように桜の人気が高い理由としてダウムソフトは桜の感傷的なイメージの影響が大きいと分析しています。たとえば、レンギョウとツツジに関しては人々が連想する単語は「黄色」「赤」という色に関するものがほとんどでした。それに比べて桜は
「きれいだ、愛、好き、美しい、見たい、ときめく」のように感情を刺激する単語が多く登場していました。そのため「単純に美しい花というだけでなく、舞い散るイメージ、ときめき、愛のイメージを呼び起こす」と分析しています。
また面白いことに桜と一緒に言及される単語に「中間試験」があります。これは桜が満開となるこの時期が3月新学期の韓国では中間試験と重なり、試験のために花見ができないという大学生のつぶやきが増えるためです。ダウンソフトによりますと
「最近オンラインでは桜の花言葉は中間試験だという言葉が流行するほどだ」
といいます。また桜と共に言及された場所としては1位がソウルヨイド、そして2位が日本でした。そしてこれを裏付けるように最近は日本に桜の花見にでかける韓国人が増えています。
また桜の人気上昇の陰には桜マーケティングもあります。スターバックスを初めとするコーヒーショップではこの時期桜をイメージした飲み物や小物が限定販売されますし、今年はマッコリや焼酎にも桜味が登場しています。
そして歌の世界でもバスカバスカの「桜エンディング?」はこの6年間、毎年桜の季節になるとヒットチャートの上位に上がってきており若者たちから「春のキャロルソング」だと言われているほどです。
昔、否定的なイメージで桜が語られるとき、花に罪はないのにと思ったものです。罪がないどころか、桜はその美しさとロマンチックなイメージから今では韓国でも春の花の代表となりました。本当にうれしいことです。

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