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殺虫剤卵
ニュースでもお伝えしましたが、ヨーロッパで出荷された鶏の卵から殺虫剤の成分が検出されたのに続き、韓国産の卵からも殺虫剤の成分が検出されました。このニュース、15日に初めて報道されましたがそれと同時に街の大型スーパーはもちろんコンビニからもいっせいに卵が姿を消しました。その対応速度の速さはこれまでの鳥インフルエンザの時とは全然違っており、正直驚いています。

実は昨日、このニュースを聞いた後、デパ地下に買い物に行ったのですがデパ地下のキムパブ(海苔巻き)や寿司などの弁当を売っているコーナーではきれいに包装された製品が片隅に押しやられていました。卵焼きが入っていたり、卵が使われている製品です。朝、店のショーケースに並べたときはいつもどおりだったのが、ニュースを聞いてあわてて片付けた様子がありありでした。

今回のニュース食べ物のことなので、いろいろな不安や疑問もあります。そこでそんな疑問にお答えしようと思います。

1) 家の冷蔵庫に保管してある先週買ってきたばかりの卵、捨てなければなりませんか?

今回、問題になった養鶏場は京畿道(キョンギド)南楊州(ナムヤンジュ)市と京畿道広州(クァンジュ)市の養鶏場です。ですから卵の表面にこの養鶏場の印である「08마리」「08 LSH」の表記があるものは処分すべきです。

2) すでに流通している卵で作られたパンやケーキも検査するのですか

問題の養鶏場の卵の流通経路から確認し、その後決定します。どこから、どれだけ流通したのか確認し、必要なら他の食品まで検査する方針です。

3) 汚染された卵で作った加工食品も食べてはいけませんか

食品医薬品安全評価院がベルギーとオランダ産の菓子とパンを対象にヨーロッパで見つかった最高の汚染値に露出したと仮定して調査した結果があります。韓国国民のパンと菓子の摂取量にこのような最悪の数値を当てはめても、問題はありませんでした。

4) フライドチキンや参鶏湯などの鶏肉にも問題がありますか

鶏肉からは汚染はみつかっていません。また養鶏場の鶏は卵を産むための産卵鶏なので、食用として飼育されている鶏とは違います。 食品医薬品安全処は「産卵鶏はゲージの中で密集して飼育されているので害虫を取り除こうと殺虫剤が使われましたが、食用の鶏は飼育環境自体が違い、また若鶏のうちに出荷されてしまうので飼育の期間も短く殺虫剤が使われている心配はありません」としています。

今回ショックだったことの一つが問題となった卵には「環境に優しい、オーガニック製品」だという農林食品部のマークがついていたことです。このマーク、私も安心食品だとして野菜や果物を購入する際には参考にしていました。ところが去年末基準で3千羽以上を飼育する養鶏場の中で70%ほどがこのオーガニック農家に登録されており、国内の流通の80-90%近くを占めていることです。スーパーがすばやい対応をしたわけです。

今後政府は、すべての養鶏農家を対象に検査を行い、合格した農家の卵に限って出荷を認める方針です。早く調査結果が出て欲しいものです。

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