メニューへ 本文へ
Go Top
落書き
今月落書きに関するとても恥ずかしいニュースが報道されました。まず、8月8日の朝日新聞の報道です。

奈良県警は8日、奈良市の東大寺で国宝の法華堂(三月堂)に落書きが見つかったと発表した。とがった硬いもので刻まれたとみられ、県警は文化財保護法違反の疑いで捜査を始めた。奈良署によると、西側の高欄(欄干)の西面に縦約10センチ、横約40センチの範囲で、ハングルのような3~4文字と、目のような絵が書かれていた。

そして先週、今度は中国からこんなニュースが伝わりました。

中国メディア「参考消息」電子版などは17日、万里の長城で特に有名な八達嶺などの区間に刻まれた大量の中国語・英語・ハングルの落書き写真がインターネットやSNSに出回っていると伝えた。特に、官営チャイナデイリーはこのうちハングルの落書き写真をメイン写真に載せた。香港メディアは、中国版ツイッターの微博(ウェイボー)などに出回っているこれらの写真の落書きは、かなり以前に書かれたものと見られると伝えた。

これは中央日報の記事ですが、この新聞は東大寺の落書きにも触れ記事の最後をこんな風に締めくくっています。

これら2つの事例はともにハングルの落書きということで韓国人が「犯人」である可能性が高く、日本や中国のネット上では韓国人に対する非難が殺到している。東大寺や万里の長城では、ハングルだけでなくさまざまな言語の落書きが問題になっているが、こうした分別をわきまえないいたずらが嫌韓あるいは反韓感情を生んでいる。

そのとおりです。私もこの落書きのニュースを見た時には、非常に恥ずかしく、これでまた嫌韓感情を持つ人が増えるだろうなと思いました。実は韓国人の落書きは日本と中国だけではありません。最近は世界中に海外旅行に行くので海外のあちこちの観光地でハングルの落書きを目にします。ではなぜ韓国人はこんなことをするのでしょう。

インターネットにこんな書き込みをみつけました。

韓国人は特に落書きが好きです。どこに行ってもハングルの落書きを目にします。 自分の名前を書いて「××来た」などと書いてあるものが多いのをみると、韓国人は自分の足跡を残したいと思っているようにも思えます。韓国人が落書きを好きな理由はいったい何だと思いますか

これに対してこんな答えがつけられました。

最近は街の小さなカフェなどで落書きが出来るように紙とボールペンが置かれていたりします。店の商業戦略でもあるでしょうが、店の壁一面に落書きがある店もあります。自分も自由な落書きが好きです。落書きをするなというよりは、落書きをしてはいけない場所をきちんと教えるべきでしょう。

落書きをするなではなく文化遺産の大切さを教えること。自分の国のものではない外国の文化遺産も大切にすることを教えること。こんな当たり前のことを子供のうちからきちんと教えること。「 人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」という有名な本がありますが、落書きをする大人たちは学んでこなかったんですね。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >