メニューへ 本文へ
Go Top

ライフスタイル

戦闘サッカー

2013-10-15

玄海灘に立つ虹

戦闘サッカー
軍隊内で行われているスポーツ競技での負傷により、多くの兵士が兵役途中で除隊していることがわかりました。国会国防委員会所属の民主党キム・グァンジン議員が発表した資料によると、2008年から12年までの間にサッカー等のスポーツによって兵役途中で除隊することになった兵士は2,264人。これは、軍隊内の車両事故(174人)や作業中の事故(678人)による負傷者をはるかに超えています。
軍隊では、普段の訓練の合間にスポーツを楽しむことが習慣化しています。なかでも代表的なのは「戦闘サッカー」。別名グンデ(軍隊)スリーガ(ドイツのブンデスリーガをもじったもの)とも呼ばれ、軍体内独自のルール(暗黙の了解)にのっとり行われています。特徴的なのは、反則が基本的に存在しないこと。相手チームの選手の膝を蹴ったり、タックルしたりすることも容認されています。時間は決められておらず、どちらか一方の選手が大部分動けなくなったところで終了します。そして、これらのルールのほかに「等級が上の兵士にチャンスを譲る」「動きが鈍いと、終わってから等級が上の兵士にしごかれる」など上下関係にまで気を配らなければならないという厳しい部隊内ルールも存在します。
このように軍隊内でのサッカーはとても乱暴なものではありますが、長い間引き継がれてきた伝統であるだけにこれからもしばらくはなくなりそうにはありません。しかし、実務上の事故以上に多くの負傷者を出して兵士の数を減らしているだけに、問題視する意見もあがっています。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >