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ライフスタイル

観客1千万人映画

2017-10-04

玄海灘に立つ虹

観客1千万人映画
秋夕の長い連休を迎え、映画館も多くの観客ににぎわうことでしょう。韓国人にとって映画はいまだに大きな娯楽だと言えます。そこで今週は韓国で観客1千万人を突破したメガトン級の大ヒット映画をいろいろな角度から分析してみたいと思います。これまでに観客1千万人を突破した韓国映画は15本です。そしてそのトップ3はというと


1位 鳴梁(ミョンリャン) 『バトルオーシャン海上決戦』1761万人
2位 国際市場 『国際市場であいましょう』1426万人
3位 ベテラン 『ベテラン』1341万人


鳴梁(ミョンリャン) 『バトルオーシャン海上決戦』の1761万人というのは韓国人の3人に1人はこの映画を観たということになります。その内容は豊臣秀吉の文禄慶長の役の際の 鳴梁(ミョンリャン)海戦を描いており李 舜臣が主人公です。残念ながら日本では劇場では未公開ですが、DVDは出ています。

では次に1000万人という記録を最短で突破した映画はというと


1位  鳴梁(ミョンリャン) 『バトルオーシャン海上決戦』 12日
2位 釜山行き『新感染 ファイナルエクスプレス』  19日
   タクシー運転手                19日
3位 泥棒たち 『10人の泥棒』          22日


1千万観客という記録を作るためには若者だけでなく、中年以上の観客も取り込む必要があります。そういう中年以上の観客までひきつけて短時間で1千万という数字を達成したということは、まさにブームを巻き起こしたと言えます。

一方で一番時間をかけてゆっくりと1千万という大記録を達成した作品もあります。

王の男『王の男』   1230万人

イ・ジュンギを有名にした、この映画は封切りから65日目に1千万を突破しました。3ヶ月間、上位を維持しスター俳優だけでない、映画の実力を示した作品です。
また1千万観客を動員するには、スター級俳優、派手なアクション、壮大なスケールなどがつきものですが、そういうお金をかけずに人気を得た作品もあります。1千万観客映画15本の中で一番制作費の少なかった映画は

7番房の贈り物『7番房の奇跡』  1200万人

で制作費は35億ウォンでした。登場するのは刑務所の中の7番房がほとんどですから、お金もかからなかったはずです。ではこの15本の大ヒット映画に一番多く出演した俳優は誰でしょう。意外なことにオ・ダルスさんで「泥棒たち」「7番房の贈り物」「弁護人」「国際市場」「ベテラン」の5本に出演しています。名わき役だと言えます。
また15本の1千万観客映画の中で、そのほとんどが過去の事実や歴史的な話を描いているという点も大きな特徴だと言えます。1位となった 鳴梁(ミョンリャン)もそうですし、「国際市場」も韓国の現代史そのものだといえます。15本のうち
9本がそのような映画です。中年層以上を取り込むにはそういう映画が好かれるということでもありますし、一方では日本のようなアニメの世界から飛び出してきたような映画は韓国では人気がでないという意味でもあるようです。

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