日本は先月28日が東京オリンピック1000日前だったようですが、韓国は今日、11月1日が平昌オリンピックまで残り100日です。朝鮮日報には東京発で「五輪開催100日前の平昌より盛り上がる1000日前の東京」という記事がのるほど、いまひとつ盛り上がりに欠けていた韓国ですが、今日を境に雰囲気は熱くなっていきそうです。まず一番の理由は聖火が今日、仁川に到着するからです。聖火は昨日、ギリシャで点火され飛行機に乗りました。それもエコノミークラスに、どういうことでしょう。
「消えない灯火」という五輪聖火の特徴を生かすために、貨物室ではなくチャーター機のエコノミークラスの座席に「座らせる」ことにした。組織委は当初、ビジネス席で運ぶ案も検討したが、「すべての人々を照らす灯火(Let everyone shine)」という大会スローガンに合うように、特別待遇はしないことにした。チャーター機に乗った人が誰でもいつでも聖火の灯火を見ることができるようにエコノミー席を選んだ。
この聖火を手に飛行機から降りるのは「フィギュアクイーン」のキム・ヨナさんです。そして待望の聖火リレーが始まります。来年2月9日の開幕まで7500人の走者が2018キロを走ります。そしてその第1走者として、キム・ヨナさんから聖火をもらうのがヨナさんの後輩、フィギュアスケートの新鋭ユヨンさんです。彼女はまだ小学生、でも去年小学5年生でフィギュアスケートで韓国トップになり、これはキム・ヨナ選手の記録をも上回るという、まさに期待の星です。そして彼女から聖火を受け取る、第2走者はというと
第2走者はコメディアンのユ・ジェソクさんです。彼は4月に放送されたMBCのバラエティ番組「無限挑戦」の中で聖火リレー参加のためのゲームで勝ち、走者となりました。無限挑戦のほかのメンバーも聖火リレーには加わりますが、メンバーの中で一番手はユ・ジェソクさんとなりました。
一方気象庁は聖火リレーの期間中、聖火リレーの行われる区間の天気情報を提供するサービスを行います。主要サービス内容は
現在の聖火の位置する地域の実況、聖火リレー区間の地域別予報、長期予報、開会式と閉会式、そして12の競技場に対する詳しい気象情報、道路危険気象情報などです。
これらの情報は気象庁の平昌オリンピック気象支援用のホームページで確認できます。また100日前のカウントダウンを記念するイベントは日本でも開かれます。韓国観光公社は5日に日本の名古屋の大型ショッピングモール「オアシス21」で「平昌オリンピックカウントダウンフェスタ、イン名古屋」を行います。
このイベントには名古屋出身の日本のフィギュアの星、浅田真央選手のお姉さんのスポーツキャスター浅田舞さんが平昌オリンピック応援のトークショーを進行するということです。
正直、日本の1000日に比べるとまだ熱気が少ないような気もしますが残り100日で十分熱くなると思います。目の前に迫ってくると熱くなる韓国人気質、これからが楽しみです。